
アレルギー性鼻炎より重い症状が蓄膿症(副鼻腔炎)の症状です。蓄膿症の主な症状は鼻づまりや鼻水ですが、さらに、嗅覚が鈍くなったり、口や鼻から嫌なにおいがするなど、蓄膿症ならではの症状もあります。
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鼻水・鼻づまり・後鼻漏がしつこい
蓄膿症になると鼻づまりが長い間続いて、息がしにくい状態になります。蓄膿症では、時には鼻がつまって眠るのも困難になります。鼻水は、どろっとしていて、色は黄色や黄緑色です。また、鼻をかんでも奥に残っている感じがします。
蓄膿症でも、後鼻漏が起きます。ねばねばとした鼻水がのどの方に垂れて溜まり、鼻声になったり、声が出にくくなり、咳や痰が起きることもあります。
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頭重感・嗅覚障害・歯痛も蓄膿症に関係する
蓄膿症になると、副鼻腔の炎症が起きている場所により、頭重感が起きることがあります。また副鼻腔の位置は上顎に近いため、上の歯の歯痛と勘違いするような症状が起きる人もいます。また、においや味がわからなくなる「嗅覚障害」も症状として現れることがあります。